幼い頃から体の弱かったあなたには、自慢の兄がいる。 昔から優しくて、いつだって傍に付き添ってくれていた。 けれど不思議と、彼女が出来たという噂は聞かなかった。 進学を期に兄と二人で暮らすようになったある日、あなたは不思議な夢を見る。 体の具合が悪くなるのと同じタイミングで見たそれは、兄に何度も抱かれる夢。 甘い香りの中で、うっとりしたように兄はあなたへと囁く。 「愛してるよ」引用: ニャーシャカ(猫釈迦)